ピックルボール専門店で初めてのパドルを買ってきた!店員さんに聞いた「世代」の話が面白すぎた

はじめてガイド

ピックルボールを始めて数回、ずっと借り物のパドルで練習していたんですが、そろそろ自分のパドルが欲しいなと思い立ちまして。

ネットで調べていたら渋谷に日本初のピックルボール専門店があるらしいと知って、これは行くしかないと。壁一面にずらっとパドルが並んでいる写真を見て「ここなら実物を手に取りながら選べそうだな」と思ったのが決め手でした。

実際に行ってみたら、パドルの厚みや「世代」の話など知らなかったことだらけで、めちゃくちゃ勉強になったので今回はその体験をシェアしたいと思います。

渋谷のピックルボール専門店「SANNO SPORTS」に行ってきた

今回お邪魔したのは、渋谷・宇田川町にある「SANNO SPORTS」というお店。日本初のピックルボール専門店で、国内最大規模のショップだそうです。

夜に行ったんですが、ガラス越しにパドルがずらっと並んでいるのが見えてテンション上がりました。

常時300種類以上、3000本以上のパドルが在庫としてあるらしく、実際に店内に入ると本当にすごい量。正直、こんなに種類があるとは思ってなかったです。

カウンターにはピックルボールが転がっていて、モニターにはピックルボールの試合映像が流れていました。専門店の雰囲気ってやっぱりいいですよね。

僕の場合はまだ始めて数回の完全初心者なので、「初めてのパドルを買いたいんですけど」と店員さんに相談するところからスタート。パドルの形には横幅が広いタイプ、ハイブリッドタイプ、縦がやや長いタイプがあるというのは以前の記事でも触れましたが、今回はそれに加えて「厚み」と「世代」の話を詳しく教えてもらいました。

パドルの「厚み」が意外と重要だった

パドルの形状については事前にある程度調べていたんですが、「厚み」についてはあまり意識していませんでした。でも店員さん曰く、形よりもむしろ厚みの方が重要かもしれないとのこと。

ざっくり言うと、16mm以上の厚めのパドルはボールの弾きが良くて、多少スイートスポットを外してもそこそこ飛んでくれるらしいんですよね。初心者にとっては心強い話です。

実際に購入したパドルの厚みがこちら。16mmあります。

一方で14mm以下の薄いパドルになると、コントロール性は増すもののパワーが伝わりにくくなるそうです。自分自身でしっかりスイングできる人、たとえばパワーのある男性向きなのかもしれません。

僕は昔ソフトテニスをやっていた経験があるんですが、薄いラケットだとごまかしが利かないんですよね(笑)。厚みがある方がミスをカバーしやすいというのは、感覚的にもよくわかります。

というわけで、厚みはちょい厚めの16mmあたりで探すことにしました。

店員さんに聞いた「パドルの世代」の話が面白かった

ここからが今回一番面白かった話。パドルには「世代」があるって知ってました?

僕は全然知らなかったんですが、店員さんが第1世代から第4世代まで、パドルがどう進化してきたのかをわかりやすく教えてくれました。

第1世代 → 第2世代:ちょっとだけ進化

パドルの中身にはハニカム構造(蜂の巣みたいな網状の構造)が入っているんですが、第2世代ではその周囲にボンドを配置するようになったそうです。

これによって弾力性がやや向上したとのこと。ただ、店員さん曰く「第1世代と第2世代の差はそこまで大きくない」らしいです。

第2世代 → 第3世代:ここが大きな転換点

問題はここからで、第2世代から第3世代への進化がとにかくすごかったみたいです。

ハニカム構造の周りのボンドがさらに厚くなり、内部構造自体の弾力性が大幅にアップ。ボールを包み込むようにして跳ね返す構造になったそうです。

わかりやすく言うと、テニスラケットのガットが柔らかくなって「球持ち」が良くなった感じに近いのかなと。少ない力でもボールがしっかり飛んでくれるということですね。

ただしデメリットもあって、第3世代は内部に弾力性のある素材を使っている分、壊れやすくなったそうです。週3回の練習ペースで半年から1年くらいで中が壊れてしまう想定だとか。

店員さん自身の体験談も面白かったです。その方は第2世代のパドルでかなり練習してスキルアップしたそうなんですが、第3世代のパドルを持った年配の方に普通に打ち負けることがあるって言ってました。

つまり第3世代のパドルだと、技術や身体の使い方が多少追いつかなくても、速くて強いボールが打ててしまうということ。これにはちょっと驚きました。

第3世代 → 第4世代:耐久性を取り戻す方向へ

第4世代では内部構造がハニカムから全面的にボンドベースの構造に変わって、再び壊れにくい設計に戻ったそうです。

第1・第2世代の頃の「壊れにくい」というコンセプトに回帰した感じですね。それ以外にも進化している部分はあるみたいですが、ざっくり言うとそんなイメージだそうです。

今の主流は第3世代と第4世代

現在のトッププロは第3世代と第4世代を使っている人が多いそうです。特にトーナメントで優勝するような選手はほとんどが第3世代を使っているとのこと。

店内にはJOOLA(ヨーラ)のパドルもずらっと展示されていました。ピックルボール界の一番メジャーなブランドです。

入口にはJOOLAのトッププロ、Ben Johns選手のバナーも。さすが専門店という感じでした。

第3世代のパドルを選んだ理由

最初は「第1世代や第2世代のパドルで基礎的なスキルを身につけた方がいいのかな」なんてことも考えました。古い道具で基礎を磨くっていう考え方、なんかかっこいいじゃないですか(笑)

でも冷静に考えると、テニスのラケットでもそうですけど、技術が進化した道具が出ているなら最先端のものを使った方が時代の流れに取り残されないかなと。

そもそも僕はプロを目指しているわけでもないし、インストラクターになりたいわけでもない。正直なところ、楽してでもゲームに勝てたり楽しくプレーできる方がいいなと思ったんですよね。

じゃあ第4世代はどうかというと、「壊れにくい」というメリットがあるものの、性能的には第3世代の方がシンプルに上だろうと判断しました。

しかも店員さんが言ってたんですが、第4世代が壊れにくいというのはプロのようにスイートスポットに正確に当て続けられる人の話であって、始めたばかりの人がパドルの端っこにバンバン当ててたら普通に縁が割れたりするそうです(笑)

つまり、素人が使う限りにおいてはぶっちゃけ何がきっかけで壊れるかわからない。それなら性能が一番高いと言われている第3世代を使ってみるのがいいかなと。これが決め手でした。

購入したのはLuzz Pickleballの「Kung Fu Panda Cannon」

さて、第3世代に決めたところで次は「どのメーカーにするか」です。

ピックルボールのパドルで一番メジャーなメーカーはJOOLA(ヨーラ)。第3世代のパドルでもこのメーカーがぶっちぎりで性能がいいらしいです。

ただ、お値段もなかなかのもので、最上位モデルになると5万〜6万円クラス。最初は同じ世代で厚みや形が違うものを2本くらい買おうかなとも思ったんですが、さすがにポンポン買える金額じゃないですよね。

そこで店員さんが「初めての方にはこちらがおすすめです」と教えてくれたのが、Luzz Pickleball(ラズピックルボール)というメーカー。最大手ではない分ブランド力の差が価格に反映されていて、同じ第3世代でも比較的リーズナブルなんだそうです。

まぁぶっちゃけ、今の自分のスキルレベルで最上位モデルを使ったところでその性能を引き出せるわけもないですし(笑)。第3世代のカーボンパドルが2万円くらいで買えるなら十分じゃないかなと。

購入したのがこちら。Luzz Pickleballの「Kung Fu Panda Cannon」というモデルです。箱からしてもうかわいい。

パドルの表面にはカンフーパンダの「ドラゴン・ウォリアー」のデザインが入っています。DreamWorksの公式ライセンス商品なんですよね。

近くで見るとこんな感じ。パンダのポーが龍と一緒に描かれていて、和風テイストの朱印みたいなマークも入ってます。渋くてかっこいい。

裏面はシンプルにLuzzのロゴとCARBON FIBER T700の表記。UPA認証マークも入っています。

実は全部真っ黒のオールブラックなパドルもあって、それも本当にかっこよかったんですが、どうせなら遊び心があるデザインの方が楽しいかなと思ってこちらにしました。

スペックをざっくり紹介

  • フェイス素材:T700カーボンファイバー
  • コア構造:PPハニカムコア+拡張フォームコア
  • 加工:Thermoformed(熱成型)
  • 厚さ:約16mm
  • 重量:約7.9oz(約224g)

T700カーボンは剛性が高くてエネルギーの伝達効率が良い素材だそうです。あとThermoformed(熱成型)加工というのは、パドル全体を熱で一体成型することで耐久性と安定性を高める製法みたいですね。

実際に手に持ってみるとこんな感じ。グリップもしっかりしていて握りやすいです。

素材の話:グラファイトとカーボンの違い

ちなみに、パドルの表面素材にはグラファイトとカーボンがあります。ざっくり言うと1万円以下のパドルはグラファイト、1万円を超えるあたりからカーボンが使われている感じです。

本当に入門用として5〜6000円のグラファイトモデルを選ぶのもアリだとは思います。ただ、僕はスキルが追いつかない分を良い道具で補うタイプなので(笑)、カーボン一択で考えていました。パドルの形状や素材の基本的な違いについてはパドルの選び方ガイドの記事で詳しくまとめているので、気になる方はそちらもチェックしてみてください。

Luzzのロゴ入りカバーも付属していました。持ち運びにも便利そうです。

まとめ:初めてのパドル選びを終えて

今回の買い物を振り返ると、やっぱり専門店に行って店員さんに直接相談できたのが大きかったです。ネットだけだと「世代」の話なんて絶対にたどり着けなかったと思います。

特にパドルの世代による性能差の話は本当に面白くて、これを知っているだけでパドル選びの軸がだいぶ変わるんじゃないかなと。

まとめると、僕が初めてのパドルを選んだ基準はこんな感じでした。

  • 厚みは16mm前後(初心者でもミスをカバーしやすい)
  • 世代は第3世代(性能重視、トッププロも愛用)
  • 表面素材はカーボン(グラファイトより上のグレード)
  • 予算は2万円前後(最大手ブランドでなくても性能は十分)

あとは実際にこのパドルを使って練習してみてどうだったか、というのはまた別の記事で書きたいなと思っています。

これからパドルを買おうとしている方の参考になれば嬉しいです。それではまた!

コメント

タイトルとURLをコピーしました