ピックルボールを始めてみて「パドルってどれを買えばいいの?」と悩んでいる方、多いんじゃないでしょうか。僕もまさにそうでした。
形、重さ、素材、グリップの太さ…調べれば調べるほど情報が出てきて、正直パンクしかけたんですよね(笑)
この記事では、僕自身が教室のコーチに聞いたり、ネットで調べたりして整理した内容を、初心者目線でまとめてみます。「最初の1本をどう選べばいいか」がわかるようになるはずです。
パドル選びって実は奥が深い
ピックルボールを始めてみて、最初にぶつかった壁がパドル選びでした。
教室で3種類のパドルを打ち比べさせてもらった時、「え、形が違うだけでこんなに感覚変わるの?」って驚いたんですよね。
そこからいろいろ調べてみたんですが、形だけじゃなくて、重さ、素材、グリップの太さ…選ぶポイントがめちゃくちゃ多い。
というわけで、僕が調べた内容を初心者目線でまとめてみました。これからパドルを買おうとしている方の参考になれば嬉しいです。
種類が多くて迷いますが、ポイントを押さえれば選びやすくなります。
まず知っておきたい|パドルのサイズには公式ルールがある
意外と知られていないんですが、パドルのサイズには公式の規定があります。
USA Pickleball(アメリカのピックルボール協会)のルールによると、こんな感じです。
- 全長:17インチ(約43cm)以下
- 幅と長さの合計:24インチ(約61cm)以下
- 厚さ・重さ:制限なし
つまり「面積の上限」が決まっていて、その範囲内でメーカーが工夫して形を変えているわけですね。
縦を長くすれば横が短くなるし、横を広くすれば縦が短くなる。このトレードオフの中で、いろんな形のパドルが生まれているんです。
パドルの形は大きく3タイプ
パドルの形状は、大きく分けて3つに分類されます。
まずワイドボディ(標準型)。面が横に広くて、スイートスポットが大きいのが特徴です。卓球のラケットを一回り大きくしたような形をイメージしてもらえれば近いかなと。
コントロール重視のプレーヤーや、初心者に向いていると言われています。とにかくボールに当てやすい安心感がありました。
次にエロンゲーテッド(縦長)。名前の通り、縦に長い形状です。リーチが長くなるので遠いボールにも届きやすく、スイングの「てこの原理」でパワーも出しやすい。
ただしスイートスポットが狭くなるので、ミスヒットが増えやすいのがデメリット。上級者やテニス経験者に人気があります。
最後がハイブリッド。ワイドボディとエロンゲーテッドの中間に位置する形状で、近年いちばん人気が高まっているカテゴリだそうです。
バランスがいいので、「迷ったらハイブリッド」という選び方は正直アリだと思います。
左からワイドボディ、ハイブリッド、エロンゲーテッド。サイズ上限は同じでも形状が全然違います。
テニス経験者に縦長が人気な理由
教室のコーチからも聞いた話なんですが、テニスからピックルボールに転向してくる人は、縦長(エロンゲーテッド)のパドルを好む傾向があるみたいです。
理由はシンプルで、テニスラケットも縦長だから。スイングの軌道や感覚が似ているので、持ち替えた時に違和感が少ないんですよね。
海外の掲示板(Reddit)でも「野球やテニスの経験から、長くて薄い形状の道具に慣れているので、縦長パドルが最も自然に感じた」という声がありました。
とはいえ、テニス経験者でも最初はハイブリッドから入って、慣れてからエロンゲーテッドに移行するのもアリだと思います。焦って縦長にする必要はないかなと。
重さで打ち心地がかなり変わる
形の次に大事なのが重さです。これ、実際に持ち比べてみると結構違いを感じます。
軽量(約207g未満)は操作性が高くて、手首の動きを活かしたい人向け。卓球経験者はこのあたりが合うかもしれません。ただパワーが出にくく、振動が腕に伝わりやすいという面も。
標準(約207〜235g)はパワーとコントロールのバランスが良くて、いちばん万人向け。初心者はまずここから試してみるのがおすすめです。
重め(約235g以上)はボールに力が乗りやすく、安定感がある。ただし操作性は落ちるし、長時間やると腕が疲れやすいです。
ペットボトルの水で例えると、軽量は半分くらい入ったペットボトル、標準は2/3くらい、重めはほぼ満タン…っていうくらいの差でしょうか。たかが数十グラムなんですが、振ってみると体感は全然違います。
グリップの太さも意外と大事
地味だけど見落としがちなのがグリップの太さです。
多くのパドルは、グリップの円周が4インチ(約10cm)から4.5インチ(約11.4cm)の範囲で作られています。
細めのグリップは手首の自由度が高くて、スピンをかけやすい。太めのグリップは安定性が増して、パワーが伝わりやすくなります。
自分に合うサイズの測り方はシンプルで、利き手の薬指の先端から手のひらの下側のしわまでの長さをインチで測ればOK。
もう一つの目安としては、パドルを握った時に指先と手のひらの間に人差し指1本分の隙間が空くくらいが適切なサイズとされています。
迷ったら細めを選ぶのが無難です。細い場合はオーバーグリップ(テープ)を巻いて太くできますが、太いグリップを細くするのは難しいので。
素材の違いをざっくり解説
パドルの性能を左右するのが、中身(コア)と表面(フェイス)の素材です。
まずコア素材ですが、現在ほとんどのパドルでポリプロピレンハニカムコアが使われています。蜂の巣のような六角形の構造で、軽いのに丈夫。
ここで重要なのがコアの厚さ。厚いコア(16mm以上)はボールとの接触時間が長くなるので、コントロールしやすくなります。逆に薄いコア(13mm以下)は反発力が高くて、パワーが出やすい。
コントロールかパワーか、ここでもトレードオフがあるわけですね。
次にフェイス素材。主に4種類あります。
グラファイトは軽くて硬く、打感が良い。コントロール性能が高くて、安定したショットが打てます。
カーボンファイバー(Raw Carbon)は表面の微細な凹凸がスピンを生み出すので、近年プロの間で主流になっている素材です。
ファイバーグラスはグラファイトよりしなりがあって、ボールを掴むような感覚がある。パワーは出しやすいけどコントロールはやや劣ります。
コンポジットは複数の素材を組み合わせたもので、全体的に中間的な性能。価格も手頃です。
コントロール系とパワー系の違い
ここまでの話を踏まえると、パドルは大きく「コントロール系」と「パワー系」に分けられます。
コントロール系は、厚いコア+ワイドボディ形状+軽めの重量が典型的なスペック。ボールのエネルギーをパドルが吸収してくれるので、精密なショットが打ちやすくなります。
パワー系は、薄いコア+エロンゲーテッド形状+やや重めが典型的。ボールの反発力を活かして、速いドライブや強いスマッシュが得意です。
初心者のうちは、コントロール系の方がラリーを続けやすくて上達も早いと言われています。まずはラリーが楽しいと感じられるパドルを選ぶのがいいのかなと。
主要ブランド5つを紹介
ピックルボール市場にはいろんなブランドがありますが、特にプロ選手にも使われている主要ブランドを5つ紹介します。
Selkirk(セルカーク)はアメリカのトップブランド。最先端の技術を使ったモデルが多く、パワーとコントロールを両立しています。ジャック・ソックなどのプロ選手が使用。
JOOLA(ヨーラ)は卓球の老舗メーカーが参入したブランドです。コントロール性能に定評があって、あのアンドレ・アガシのモデルもあるんだとか。
CRBN(カーボン)はカーボンファイバー素材に強みを持つブランド。スピン性能を追求したい人に人気です。
Paddletek(パドルテック)はパワーとコントロールのバランスが良いモデルが多く、中級者以上に支持されています。
Gearbox(ギアボックス)はラケットボールの技術を応用した耐久性の高いパドルが特徴。一体成型で作られているのがユニークです。
ブランドごとに特徴が違うので、気になるメーカーがあれば試打してみるのがおすすめ。
初心者が最初に買うならこのスペック
ここまで読んで「結局どれがいいの?」って思った方、安心してください。僕も同じこと思いました(笑)
初心者が最初の1本を選ぶなら、こんなスペックがおすすめです。
- 形状:ワイドボディまたはハイブリッド
- 重さ:標準(約207〜235g)
- グリップ:自分の手に合ったもの(迷ったら細めを)
- コア:ポリプロピレンハニカム、厚さ16mm
- フェイス:グラファイトまたはコンポジット
- 価格帯:10,000円〜20,000円
正直なところ、最初から高価なプロモデルを買う必要はありません。
ピックルボールの醍醐味はラリーを続けること。まずはコントロールしやすいバランスの取れたパドルで、打つ楽しさを感じられるのがいちばん大事だろうなと思います。
僕自身もこのスペックを参考にしつつ、ハイブリッド形状のパドルを買ってみるつもりです。使ってみたらまたレポートしますね!
まとめ:まずはバランス型の1本から
パドル選びは調べ始めると本当に奥が深いんですが、初心者のうちはシンプルに考えて大丈夫です。
「ハイブリッド形状」「標準の重さ」「1〜2万円の価格帯」。この3つを押さえておけば、大きくハズすことはないはず。
まずは1本買ってたくさん打って、自分の好みがわかってきたら2本目で形状や素材をカスタマイズしていく、という流れがいいんじゃないかなと思っています。
そういえば、靴選びも意外と奥が深いです。別の記事にまとめてみたので、よかったらこちらもどうぞ。



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